図書館司書

図書館司書コラム記事一覧

職業的倫理感図書館司書に限らず、どのような職業に就いたとしても守るべき規範は存在します。特に専門職と呼ばれるような職種であった場合、守るべき規範を文章化した倫理綱領といったものが定められており、その職業者達は自主的に守ることが義務付けられています。日本において図書館司書は専門職としての位置づけが明確にはなっていませんが、図書館業界の全国的団体である日本図書館協会では1980年に「図書館員の倫理綱領...

自己研修とは図書館司書として、図書館で働き始めたらあらゆるものに知的好奇心を持ち、社会の動きに目を向け、広く知識を吸収するような心構えが必要となります。言い換えると教養を身につけることであり、これは図書館司書に限らず全ての社会人にとって必要なことにはなりますが、特に司書にとって大事だと言えるでしょう。このような仕事以外の自己研修というと、大変だなあと思わる方もいるとは思いますが、図書館で長く司書と...

文教大学越谷図書館埼玉県越谷市にある文教大学越谷図書館のモットーは「開かれた図書館」であり、文教大学の学生や教員だけでなく、他の大学や短大、専門学校などに通う10代後半から20代の学生や、一般の社会人、近くに住む子供達も利用できるシステムを導入しています。貸し出しする図書の数は、年間約80,000点ほどになります。この数は大学図書館としては多く、比較的利用者数の少ない公共の図書館と同規模であり、世...

選書-大学図書館と公共図書館の違い-図書館司書にとって欠かせない本を選ぶ仕事「選書」においても、大学図書館と公共図書館では大きな違いがあります。公共図書館の場合は、一般市民の目線で”自分が面白い”と思ったものを選べば、利用者にも喜んで貰える場合も多いが、大学図書館の場合は、教員や学生が何を求めているのか、どのような授業を行っているのかといった他人の問題意識にも目を向けなければいけないので、選択が難...

職業体験学習地域によっては、小学校の高学年や中学生の「職業体験学習」の場として提供している図書館も存在します。これは総合的な学習の場として街の施設で働く体験を実際にするというもので、車のカーディーラーやパン屋さん、スーパーマーケットのような商業施設を利用することが多いです。公共図書館で職業体験学習を実践する場合、普段は「借りる」側にいる子どもたちが「貸し出す」側に回り、利用者にサービスを提供する体...

公共図書館における活動公共図書館でも子供たちに読書の素晴らしさを伝えるために、さまざまな取り組みをおこなっています。ここでは具体的な事例も交えて説明していきたいと思います。例えば図書館司書が「昔のもの」にはどのようなものがありますか?と質問を投げかけ、子どもたちが2,3人代表してその質問に答えます。司書は「昔のもの」で今は利用されていないもの、洗濯板などを実際に持ってきて、自分はこの昔のものの使い...

日々の努力を惜しまずに市町村立図書館と県立図書館を比べても、多少の違いはあってもそれほどの差はありません。司書はコンピュータを活用しながらも、コンピュータを越える専門的な力を発揮し利用者の情報や資料への要望にも応える必要があります。それはどんな優秀なコンピュータを使っても、またどんなに経験豊富な図書館司書であっても、世界中の広い「知」の世界の探索の場において、利用者に求められた資料を的確に探し出し...

記憶の倉庫=図書館現在、全国的に条例改正の実現に向けて盛り上がっている活動が、「図書館法に基づく図書館」とこの実現のための「図書館条例改正です。カール・セーガンの有名な言葉に「図書館は人類の記憶の倉庫」というものがります。人間にとって記憶装置の脳、または行動決定の資料集積としての機能を果たす脳が必要不可欠なのと同様に、市民の日常生活の中に社会的な記憶の倉庫=図書館が必要であると考えられます。私達が...

図書館サービスの質の低下最近では、図書館は生涯学習をおこなう上でも拠点として、行政的にも見直され、施設も立派なものが建てられるようになりました。しかし内部を見ていくとどうでしょうか。運営面においては、図書館の委託や図書館の中でも重要な意味を持つカウンター業務を、「コンピュータで検索して本を貸し出すだけだから愛想が良ければ」とか「ボランティアの人間に任せてはどうだろう?」といった話まで出ています。こ...

学校図書館で働く司書教諭の中には、図書館にやってくる子供たちが年々忙しくなり、無感動になっていく姿に問題を感じて、画一的な教育に対して疑問が生まれるケースも少なくないようです。子供たちに学ぶ楽しさを伝え、知る喜びを体験させるには、図書館の持っている力を存分に発揮し、学校図書館の機能を学校教育の中に活かす必要があるのです。しかし学校図書館に司書が配置されるケースは少なく(もしくは司書教諭として兼任)...

知的精神的労働図書館司書の労働は一般的には、知的精神的労働というものに分類されますが、技術的な面と肉体労働的な面も多くあります。利用者を知り、資料を知り、人と資料の架け橋となり、利用者が希望する資料や情報を提供する仕事は紛れもなく知的労働・精神労働どちらにあたるものであるし、図書館が保管している資料を把握し、蔵書になっていない資料や今話題になっている資料などを把握するためには、かなりの知識も要求さ...

不規則な仕事図書館司書の仕事は役所に比べると、不規則な仕事だと言えるでしょう。土・日・祝日は図書館がもっともよく利用されるだろうし、最近では夜間開館も一般的になってきています。中には通年開館の図書館もあり、週一回の夜勤勤務に、月2回の日曜日出勤という目安もままならない状況でしょう。労働時間の短縮により公務員も民間企業と同様に、週40時間程度とされていますが、図書館は地域によっては超過勤務もまた多い...

非正規雇用職員の増加公共図書館の数が順調に増えていた1980年〜2000年頃までは、正規雇用の図書館司書もどんどん増えていきました。しかし21世紀に突入して、ここ10年くらいは急激に減少しています。図書館数は3000を越えて、30年前の2.5倍になっているのに対して、90年代初め頃から図書館職員の数は落ち込んでいます。この落ち込みは、団塊の世代の司書が退職したにも関わらず、その後ほとんど新しい司書...

公共図書館で、図書館司書として働く魅力とは何でしょうか?図書館に配属された人の中には、図書館だけは勘弁して欲しい、と去っていく人がいる一方で、図書館の仕事に愛着を持ち、仕事に励んでいる人が数多くいます。利用者との触れ合いはもちろん、レファレンスの際にも、いろいろと駆けずり回って、調べてやっとの思いで本を見つけた、あの時の気持ちは何にも代えがたい喜びです。また、図書館にはいろいろな子供達がやって来ま...

子供の時に絵本の楽しさを理解した子供たちに、次に準備してあげたい環境が、さまざまなジャンルの本の提供です。中には、同級生から昆虫博士と呼ばれているような子供は、大人向けの図鑑を好んで読むように、成長するにつれて興味も、求めるグレードも高くなります。図書館司書は、児童向けの本を選書する際は、今子供たちの間で何が流行しているのか?何に人気があるのか?といった彼等が本当に求めているものは何のか把握してお...

図書館司書や図書館司書補の資格を取得する方法については、図書館法第5条、第6条によって規定されています。端的に言えば、大学(短大含む)卒業程度の一般教養と図書館に関する専門教育を大学や講習の中で修得すれば、「図書館の専門的業務に従事する」図書館司書の資格を取得することができ、高校卒業程度の一般教養と図書館に関する学習を講習によって修得すれば、「司書の職務をサポートする」司書補の資格が取得することが...

大学において、図書館学を専攻するパターンは、図書館学を主専攻とする場合・専攻領域に図書館学を含む場合・専攻外の司書課程の場合の3パターンがあります。ここでは3つのパターンをさらに詳しく解説していきたいと思います。図書館学を主専攻とする場合これは大学で、学科や学部レベルで図書館学専攻を設けて、所定の学生定員を擁する場合になります。このタイプでは、国立で唯一図書館情報学を専門としている筑波大学の図書館...

現在、サービス業の仕事を続けながら、通信講座を受講し、図書館司書への転職を目指しています。受講は八洲学園大学 生涯学習学部「図書館司書コース」。既卒者であることを要件に、科目履修によって図書館司書の資格が取得できる講座です。八洲学園大学の特色は、eラーニングを認めています。授業やレポートの提出が、すべて学習システム「eLy」の利用によって行われ、スクーリング(面接授業科目)までも、一度も大学に足を...