図書館司書 資格取得方法

図書館司書資格の取得方法

図書館司書や図書館司書補の資格を取得する方法については、図書館法第5条、第6条によって規定されています。

 

端的に言えば、大学(短大含む)卒業程度の一般教養と図書館に関する専門教育を大学や講習の中で修得すれば、「図書館の専門的業務に従事する」図書館司書の資格を取得することができ、高校卒業程度の一般教養と図書館に関する学習を講習によって修得すれば、「司書の職務をサポートする」司書補の資格が取得することができます。

 

司書に関して言えば、大学における履修と文部科学大臣が実施する講習の受講という2つの方法があるのに対して、高卒を基礎資格とする司書補の場合は、講習を受講するしか道はありません。

 

しかしながら、高卒者でも司書補として3年以上実務に従事して、司書講習を受講すれば司書の資格を取得できると定められています。

 

司書については、大きく分けると、大学における履修、文部科学省の委嘱によって開催されている司書講習の受講、通信教育の受講の3つの方法があります。

 

大学在学中の受講

 

ここでは、大学在学中に取得するケースについて詳しく紹介していきたいと思います。

 

なぜなら、図書館司書の資格を取得する人の割合が最も多いのが、大学に通いながら開講される図書館に関する科目を履修して、所定の単位を修得するケースだからです。

 

図書館法が制定されてから、現職者の資格取得体系を、講習による資格の取得をメインとなる制度で続いてきましたが、2008年の図書館法改正以降は、資格を取得する方法は「大学における履修」と変わっています。

 

司書を養成する過程が、大学メインで行われると明確になって点で、とても大きな変更だと言えるでしょう。

 

図書館法施行規則に定める司書の資格に必要な科目を開講している大学数は、文部科学省への科目確認の届出数でみると、短大を含めて214校、その中でも私立大学が圧倒的な割合を占めています。

 

特筆するべきは、近年の大学・短大の再編を受けて、短大での開設が少なくなっている点になります。

 

また、文部科学省が発表しているデータによると、2010年度の大学における図書館司書資格取得者の数は、4年制大学で7,479名、短大では1,597名となっています。

 

図書館学を開講している大学についての情報は、「図書館年鑑」(日本図書館協会)に詳しく掲載されているので参考にすると良いでしょう。毎年、開講大学一覧として掲載されています。

 

日本図書館協会の図書館学教育部会では、4〜5年ごとに日本にある全ての大学を対象として、開講科目、講義担当者などに関する調査を実施し、その結果を「日本の図書館情報学教育」として刊行されています。

 

これを見ることで、どの大学でどんな科目が開講されており、どの先生がどの科目を教えているのか一目で見ることができます。他にも資格の取得者数や、講習、通信教育などについても詳細な情報が掲載されていますから、参考になると思います。

 

大学における図書館学教育には、専門教育としての「司書課程」と称される資格取得を目的とした教育と2つがあります。専門教育の場合であっても、学部あるいは、学科レベルで文字通り図書館学を主専攻とするもの、専門領域の一部として図書館学を含むもの、専攻生の他にも多数の専攻外学生も一緒に受講するケースなど様々です。