図書館司書 仕事内容

図書館司書の仕事内容

知的精神的労働

 

図書館司書の労働は一般的には、知的精神的労働というものに分類されますが、技術的な面と肉体労働的な面も多くあります。利用者を知り、資料を知り、人と資料の架け橋となり、利用者が希望する資料や情報を提供する仕事は紛れもなく知的労働・精神労働どちらにあたるものであるし、図書館が保管している資料を把握し、蔵書になっていない資料や今話題になっている資料などを把握するためには、かなりの知識も要求されるでしょう。

 

具体的には、よく利用される分野である文学関係では、中学・高校の文学史に登場する書物や作家の名前くらいは知っておかなければいけないでしょう。また利用者について知ることは大切です。現場では「季節もの」と呼ばれていますが、夏の戦争・平和関係、年明けの税金の確定申告関連の本の貸出しは急激に増加します。

 

このようなことは図書館司書として経験を積めばある程度分かってきますが、これにあたるものはどの資料が良いのか。今年はその中でも何がポイントになるのかといったことを知っているだけでも、普段の業務が変わってくるでしょう。

 

目録の作成

 

また資料を利用されやすくするためには、図書館員は資料を分類して、目録を作成、また件名やキーワードの付与、必要な内容細目の抽出などを行う必要があります。また案内などを作成しなければならない場面も出てくるでしょう。これらの仕事は資料に付加価値を付ける作業で、図書館の蔵書にとって外せないものとなるでしょう。

 

上記で挙げたようなものは、精神的な労働の側面だと言えるでしょう。同時にあまりイメージがないかもしれませんが、図書館労働にはきつい肉体労働も伴います。中程度の肉体労働というのが、正確な表現かもしれません。

 

具体的には、毎日返却される資料です。軽い文庫本など200g程度ですが、これが千冊あれば200sとなります。小説は大体500gで、子供向けの本は600g。これらが2〜3千冊動くと考えれば1トンは越えるでしょう。これらの配架作業は決して楽な仕事ではないのです。