図書館司書 仕事内容

図書館司書の仕事内容Part.2

不規則な仕事

 

図書館司書の仕事は役所に比べると、不規則な仕事だと言えるでしょう。土・日・祝日は図書館がもっともよく利用されるだろうし、最近では夜間開館も一般的になってきています。中には通年開館の図書館もあり、週一回の夜勤勤務に、月2回の日曜日出勤という目安もままならない状況でしょう。

 

労働時間の短縮により公務員も民間企業と同様に、週40時間程度とされていますが、図書館は地域によっては超過勤務もまた多い職場となっているのです。利用者の資料要求に応える図書館では、人に接することが嫌いで本を読むことが好きというタイプの人には、向かないと言えるでしょう。

 

カウンターでの応対はもちろん、利用者と一緒に資料を探したり、地域に出掛けて人と接するなど、このような人と関わる仕事が半分以上を占めます。明るく元気な人材を図書館は求めているのです。

 

VDT作業

 

労働・作業の問題にVDT作業がよく話に上がります。ほとんどの図書館にコンピュータが導入されて、作業方法も一昔前とは比べ物にならないくらい迅速に進めることが可能となりました。

 

カード作成・くり込みなどの細かい手作業が、端末機操作に代わりました。コンピュータは図書館の仕事に適したツールであり、図書館サービスの飛躍にも一役買っていると言っても良いでしょう。現代図書館において、欠かせないものなのです。

 

しかしVDT作業は他の分野の仕事と比べても決して楽なものではありません。VDT作業については、労働安全衛生基準が定められており、連続作業時間や1日あたりの作業時間、休憩時間などが定められています。

 

大量処理のパンチ業務を対象としたものが基本となり、労働者の健康のために、連続作業時間を45分までとするなど規制する必要が出てくるのです。しかし図書館のVDT作業は大量処理ではありません。一件一件書誌データを作成する作業であり、マークを取り込み、分類・件名・キーワードなどを入力するのが主です。

 

図書館独自のガイドライン制定に向けて

 

端末機の前に座り、本の目次や解説、分類表や参考図書などを見ながらの作業となるのです。頭を使いながら行う作業であり、キーボードを連続して打つ作業ではありません。したがって連続作業時間は通常業務よりもはるかに長い時間を要することになります。

 

しかしタイプは少なくとも、この間ずっと画面を見続けることに変わりはないので、眼や腰への負担も大きくなるでしょう。この図書館特有の作業についてのガイドラインはまだ出来ていません。

 

東京都立図書館のように一部ガイドラインを設けている施設もありますが、資料整理、カウンター業務など図書館業務すべてに対応できるものとなっているかと問われれば、現場からもまだまだ充分ではないという声が聞こえてきます。