図書館学

図書館学を専攻するパターン

大学において、図書館学を専攻するパターンは、図書館学を主専攻とする場合・専攻領域に図書館学を含む場合・専攻外の司書課程の場合の3パターンがあります。ここでは3つのパターンをさらに詳しく解説していきたいと思います。

 

図書館学を主専攻とする場合

 

これは大学で、学科や学部レベルで図書館学専攻を設けて、所定の学生定員を擁する場合になります。このタイプでは、国立で唯一図書館情報学を専門としている筑波大学の図書館情報専門学群の他、私立では慶応義塾大学、愛知淑徳大学に専攻があります。

 

どの大学も多くの専任教員が在籍しており、本格的に図書館学を学びたい人にはおすすめの大学です。カリキュラムも豊富で大学院もあります。情報学分野において専門性が高いのが3大学に共通した特徴になります。

 

筑波大学 情報学群/知識情報・図書館学類

【〒305-0821 つくば市春日2-1 0298-59-1060】
3年次から知識学・知識情報システム・情報経営・図書館のいずれかを選択して、専門科目を履修することができる。

 

慶應義塾大学 文学部図書館・情報学科

【〒108-0073 東京都港区三田2-15-45 03-3453-4511】
3年次から図書館コース・情報メディアコース・情報検索コースのいずれかを選択して、専門科目を履修することができる。

 

愛知淑徳大学 文学部図書館情報学科

【〒480-1100 愛知県愛知郡長久手町片平9 0561-62-4111】

 

専攻領域に図書館学を含む場合

 

学部または学科の他に、コース・専修・講座といった形で研究教育領域として図書館学を設けている場合になります。図書館学を専攻している学生定員がいる大学は、私立では駿河台大学・中央大学、国立では東京大学・京都大学・東京学芸大学・大阪教育大学・三重大学・山口大学・九州大学では教育学部や人文学部の中の専門の1つとして図書館学を学び、卒業研究を図書館学で選ぶことが可能です。

 

他にも、青山学院大学・立教大学・同志社大学などがあります。専任の教員は1〜4名程度で、東京大学や京都大学では大学院博士課程まで進学することもできます。

 

上記で挙げた大学では、専攻の学生以外にも、他専攻の学生にも受講する権利が与えられているのが一般的で、その結果、大多数の学生が受講する大規模な授業になることもあります。

 

専攻外の司書課程の場合

 

3つめのパターンは、学生はそれぞれ専門分野を専攻しており(図書館学以外の)、自分の専門とは別に、図書館司書資格を取得するために、図書館学を受講するケースです。

 

これはかなり多数の大学が該当しており、教員免許を取得するための「教職課程」とよく似ています。これを一般に「司書課程」と呼んでいます。開講されている科目、単位数は、省令に準しているので大きく違いはないのですが、中には30〜40単位に及ぶ科目を開講して、充実した教育を提供している大学もあります。

 

また卒論を図書館学に関わる内容で書くことができる大学もあります。司書課程の科目を履修した場合には、それが卒業に必要な単位数にカウントされるかは、大学によって判断が異なりますが、認める場合でも一部か、含めないケースが多いようです。

 

資格を取得したいという学生は、卒業単位以外にも多くの単位を取得することが必要だという考え方になります。受講にあたっては、授業料とは別に受講料を必要とする大学も中にはあります。

 

専任教員は、ほとんどの所で1〜2名。外部から講師の強力を得て授業が行われるのですが、中には専任教員が不在で非常勤講師だけに依存している大学もあります。

 

特に私立大学でこのようなケースが多く、このような形態では、カリキュラムの編成や学生指導にも不備があり、好ましくないとも言えるでしょう。大学在学中に資格取得に必要な科目全てを履修できなかった場合には、残りの科目を司書講習で補うケースもあり、講習を開催する大学にその可否を相談してみるのも1つだと思われます。

 

これらの大学については、「図書館年鑑」や「日本の図書館情報学教育」の最新版を参考にしてみて下さい。