公共図書館

公共図書館とは

公立図書館とも呼ばれ、地方公共団体が設置し、地域住民に読書をはじめとする情報サービス(本・雑誌・新聞・CD・DVDなど)の公開・提供をする役割があります。

 

人々が知識や情報を得たりレクリエーションを楽しめるようにすることが目的で、世界のほとんどの国、数多くの町に設置されています。

 

気軽に利用できる身近な図書館として、近代国家にとって不可欠の存在だといえるでしょう。
2012年現在、日本には3,126の公共図書館があり、約3億7,473万冊の蔵書を所蔵しています。

 

公共図書館の歴史

図書館がつくられはじめたのは、さかのぼると明治時代になりますが、今ある図書館とは程遠いものでした。

 

戦前は図書館数は多かったものの、規模が小さく、入館料が掛かるなど、国民にとって利用がしにくく身近なものではありませんでした。

 

その後、太平洋戦争により公共図書館の数は激減し、戦後にはさらに減少していきました。その一方で、アメリカの「図書館思想」の強い影響を受け、「図書館法」が1,950年に成立しました。

 

この法律の中で、公共図書館の無料公開の決まりごとや司書の資格について定められたのです。

 

しかし、当時の国や地方自治体の財政状態は思わしくなかったこともあり、その後の15年間ほどは公共図書館の設置数はまだまだ少なく、サービスも充分なものとはいえませんでした。

 

飛躍した図書館サービス

1,970年代以降、日本の図書館は急速的に発達していきました。1,970年には881館だった公共図書館数も、2,011年には3,126館と3,5倍以上になりました。

 

また、本の貸出総数も1,982万冊から6億5656万冊と33倍にもなったのです。

 

また初期と比べて、サービス面も改善されました。それまで、本を借り出すための登録や手続きが複雑だったものを簡易化したり、乏しかった資料の数もを豊富な図書購入費で増やすとともに、利用者のニーズに応えるために様々な工夫をこらしてきたのです。

 

移動図書館や、子供に読み聞かせなどをおこなう児童サービスも、その一環だといえるでしょう。