図書館

図書館の起源

人類が文字を作り出し、物事を記録するようになった頃には、図書館らしきものもあったと考えられているが、正確な起源は不明です。

 

しかし、エジプトでは紀元前には文献を収集した図書館(アレクサンドリア図書館)らしきものがありましたし、中国や西洋でも古くから図書館があったという記録が残っています。

 

日本においては、奈良時代の図書寮(ずしょりょう)や、有力貴族の邸宅内に作られた文庫が図書館の起源だと言われています。

 

ただこの頃の図書館は誰でも気軽に利用できるものではなく、ごく1部の限られた人だけが利用するものでした。

 

誰もが利用できる図書館がつくられるようになったきっかけは、1848年アメリカ、1850年にイギリスで成立した公共図書館法にあります。

 

ほぼ同じ時期に米英の2カ国で成立した図書館法を皮切りに、地方自治体が運営する誰もが利用できる「公共図書館」の思想が世界中に広まっていったのです。

 

日本の図書館の歴史

明治時代には図書館がつくられはじめてはいましたが、規模が小さく、本の数も少ないところが多いうえに、入館料を徴収したり国民教化のために使われたりと多くの問題があったため、一般市民にとって身近なものだとはいえませんでした。

 

その後、1950年に図書館法ができたものの、それから15年ほどは設置数も少なく、システム・サービスともに充分なものではありませんでした。

 

日本の公共図書館の活動が飛躍的に発展したのは、1970年代になってからです。一般市民にとって利用しやすい図書館数も増加しました。これらの発展の裏には、司書を中心とした図書館館長や職員の活躍と、住民による「図書館づくり運動」の両面にあるといえるでしょう。