図書館司書

公務員採用試験の論文対策

論文試験では、答案用紙の8割以上を埋めることが求められます。しかし、答案用紙を埋めればいい、という意識でいるために、結果的に「読ませる」答案になっていないケースも非常に多いのです。

 

苦手意識を感じている人は、それなりに対策を考えるので、結果的に良い論文が書けるようになりますが、逆に、文章なんていつでも書ける、と得意意識を持っている人のほうが危険な傾向にあるのです。

 

論文では、問われた課題に誠実に対応できるのか、意欲はあるのか、マナーはあるのか、などまさしく図書館司書になるのにふわさしいのかという視点で採点されます。

 

簡単に考えずに、最低でも数回は実際に書き、読みなおしておくトレーニングをしておきましょう。日頃メールなどの文章しか書いていないと、意外にも書けない漢字が出てきたりします。論文試験で、誤字脱字は、大きな減点の対象になりますので、注意が必要です。

 

公務員試験における論文試験の占めるウェイトは、自治体によって、異なります。例えば、国家一般職(社会人)試験では、一次試験の配点比率は、基礎能力試験4/9、適正試験2/9、作文試験1/9、人物試験2/9となっています。教養試験や適正試験と比較するとウェイトは小さいですが、足元をすくわれないように気をつけましょう。

 

また、一次試験で論文を課せられても、一次試験の合否判定には用いられず、論文は二次に進んだときに採点される場合もありますしかし、それが手を抜いていい理由にはなりません。一次試験をパスできたのに、論文が上手く書けないせいで二次試験の足を引っ張るような事態は避けたい所です。

 

論文試験の種類

 

論文試験には、いくつかの種類があります。経験者採用試験などでは、一般論文と経験論文というように分けるのが一般的です。

 

経験論文では、まず職務経験を述べ、さらにそこで得たものなどをどう行政に生かすかを述べさせる、といった二重構造になっているケースが非常に多いです。

 

受験者を経験だけで判断するのではなく、そこから得たものを見て、自分の所に必要な人材かどうかを判断しようというのが意図になります。

 

特別区経験者採用試験の「職務経験論文」がこの形式となっており、他の多くの自治体でも同様の課題が見られます。

 

職務経験者採用試験を受ける人は、受験前に一度論文を書いてみて、客観的に採点することをおすすめします。

 

自分で客観的評価をするのが難しい場合は、家族や友人などにチェックしてもらうのもよいでしょう。そして、一般論文は、特に業務上の経験を問うことなく、課題が与えられます。

 

その課題も、職業観や行政に対する意見などが多く見受けられますので、職歴のある人は前職で得た知識をさけげなくアピールするのも一つです。

 

前歴の無い人は無理に創作するのではなく、あなたが行政や自治体に寄与できるポイントを考えてみるとよいでしょう。日頃から考えておくことで、出題された課題にも適切な回答ができるようになります。