図書館の種類

司書が働く図書館の種類

わが国の図書館は、社会制度上の区分けとしては、@「国立国会図書館」A「公共図書館」B「大学図書館」C「学校図書館」D「専門図書館」の5つに分けられます。

 

@国立国会図書館

わが国唯一の国立図書館。主なサービスの対象は、第1に国会議員、第2には、行政省庁と司法部門の職員。東京・永田町にある中央館、京都にある関西館、東京・上野にある国際子ども図書館の3館、支部図書館として、文部科学省図書館、経済産業省図書館があります。

 

国際子ども図書館を除き、利用の条件は満18歳以上と、国民の利用も可能ですが、蔵書を手に取って見ることのできない「閉架式」です。

 

A公共図書館

市町村などの地域住民をはじめ、不特定多数の人々が利用対象。「みんなの図書館」のスローガンをもち、利用者を差別・区別しないことがモットーです。「学校の教育課程を除き、主として青少年および成人に対して行われる組織的な教育活動(体育およびレクリエーションの活動を含む)をいう」社会教育機関として規定されています。

 

具体的な業務、『図書館法』によって規定され、「図書、記録など他必要な資料、および、郷土資料、地方行政資料、美術品、レコード、フィルムを収集し、一般公衆の利用に供する」「学校、博物館、公民館、研究所と緊密に連絡し、協力する」などがあります。

 

地元との緊密な連携から、学校教育への支援を行い、家庭教育の向上に努めることが役割とされています。

 

B大学図書館

大学に所属する学生、および教職員がサービスの対象。研究支援という性格上、学術系の蔵書が多いのが特徴です。

 

C学校図書館

サービスの対象は、児童・生徒、教職員、および地域住民。学校図書館法に、「児童または生徒の健全な教養の育成」を目的に、学校(小学校、中学校、高等学校、特別支援学級)には必ず設けなくてはならないと明記されています。校舎内に図書室として設置されているケースが多いようです。

 

D専門図書館

上記@〜Cを除いた図書館を指します。特定の多種多彩な内容にわたる専門分野についての図書や学術資料を所蔵する図書館になります。

 

このほかに、機能別の区分けもあり、1.廃棄型図書館 2.蓄積型図書館があります。さらに、役割による区分けとして、1.保存型図書館 2.寄託図書館 3.貸し出し図書館 4.参考図書館などがあります。